文章の最初は大文字というのは誰でも知っていると思いますが、表の中の単語、イラスト中の単語、タイトルの文章中での大文字と小文字の使い分けについて質問されると困るときがあります。このようなとき英語のドキュメント中の大文字の基本的役割をしっかり理解しておくと迷うことが少なくなります。

英語の場合、基本的には小文字で書かれたものの方が読みやすくなります。反対に大文字を使いすぎると読みづらくなります。しかし小文字だけだと、だらだらとした感じでメリハリがなくなります。よって、文章中でも単語でも「ここから読み始めてほしい」、「注意をして読んでほしい」ところを大文字にします。

(例)
・表の中の単語   Item, Name, Remarks
・計算式のそれぞれの項目   Width x Length x Depth = Volume
・イラスト内の文字   Engine, Shaft, Bolt
・固有名詞   Production Planning Dept., ABC Corporation
・表題(タイトル)   Chapter 1: Choosing a Monitor for Your Macintosh

タイトル等の単語のはじめを大文字にする場合、そのフレーズの中に含まれる冠詞(the, a, an)、前置詞(of, on 等)、および接続詞(and 等)は、通常大文字にしません。ただし、フレーズの最初と最後の単語は、冠詞、前置詞、または接続詞であっても大文字にします。

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翻訳ツール

定型文が頻出するマニュアル翻訳などには
用語や文章の標記統一でかなり有効であるため
TRADOS等の翻訳ツールを使う機会がありますが
使うほどに悩まされる場面も増すように感じます。

翻訳ツールも万能ではありません。
原稿の表現や文体によってマッチ率が変わり
他の訳文との整合性が低くなることがあります。
基準となるメモリも必ずしも完璧ではなく
逆に混乱して統一しづらくなることもあります。
センテンス毎に集中して翻訳を進めるため
全体のつながりが悪くなることが考えられます。

結局のところ、翻訳ツールも使い手次第です。
ツールの使用が有効かどうかの判断に始まり
翻訳メモリの扱い方、翻訳後の全体確認など
人に頼らざるを得ない部分が浮き彫りになり
作業軽減というよりも逆に使い手の負担を増やし
その力量が問われる結果になっているようです。
便利だからこそ心して使いたいものです。

Staff オリーブ
英語には"〜"という文字はありません。英語では"ハイフン(-)"で代用し、前後にスペースを取ります。
(例)
・日本語  10〜20
  ↓
英語   10 - 20 (または 10 to 20)

"-"は 1-2(1の2)のように使われることがありますが、この場合はスペースは不要です。
(例)
・Figure 1-2: Setting Screen

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塗り重ねて

もうすぐ大型連休ですね。連休前に翻訳を発注される客先が多いので翻訳会社は多忙を極めます。稼ぎ時ですがキツイのも事実です。

先頃放送が終了した「ちりとてちん」に次のような台詞があります。主人公の祖父が遺した言葉です。
「人間も塗り箸と同じや。研いで出てくるのは、塗り重ねたもんだけや。一生懸命生きてさえおったら、悩んだことも 落ち込んだことも綺麗な模様になって出てくるから無駄なことなどないんや」

人生論的なことはさておき、これは翻訳の仕事にも応用できると思います。
私流に勝手に解釈すると、

研いで出てくる=翻訳後の文章(和文、英文、その他なんでも)
塗り重ねたものだけ=自分が経験して身につけたことだけ
悩んだことも落ち込んだことも=失敗したり、クレームを受けたこと
綺麗な模様になって出てくる=実務で生かされる

今日もまた業務を通じてひと塗りします。

Staff ゼンマイ

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日本語の助詞

中国人スタッフの書いた日本語を見ると、日本語レベルのかなり高い人でも助詞を間違うことがあります。「は」と「が」の違い、「の」の不適切な使用(あるべき場所になく、なくてもよい場所にある)などが見られます。他の単語はよくても、助詞の使い方がおかしいとすぐに外国人の書いた文だとわかります。ただ、助詞は文の主要な要素ではなく、日本人がみれば簡単に修正できるので、助詞の間違いは軽視されがちです。しかし、そのせいか、いつまでたっても同じような間違いが繰り返されます。

なぜ外国人にとって、日本語の助詞は難しいのでしょうか。中国語やヨーロッパ言語にない品詞だからというのが大きな理由でしょう。しかし、日本語のレベルが高い人でも繰り返し同じような誤りを犯すところをみると、他にも理由がありそうです。

ある本で読んだのですが、明治時代、ヨーロッパ言語を元に日本語の品詞を定めた際、溢れたものが助詞でした。それ以来、助詞の分類や数についてさまざまな説が出されましたが、現在でも統一的な規定には到っていないということです。「は」と「が」の説明についても、いまだ諸説あるようです。

外国語を学習する場合、文法に大きく依存します。文法的に確立されていない助詞を習得することが外国人にとって困難であることは、容易に想像できます。外国人に日本語を教える場合、そのことを念頭におきつつ、できるだけ論理的に説明できるよう、自国語についても勉強しておく必要があります。

Staff アサガオ

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音の表現

技術文書には音の表現が頻繁にでてきます。音の訳出は頭を悩ませるもののひとつです。

音の翻訳に関する参考書として下記の書籍を使用しています。
「日英擬音・擬態語活用辞典」(尾野秀一編著 北星堂書店発行 1984年)
この辞典では日本語独特の表現や日本的な発想の表現が豊富な例文とともに掲載されており、読んでいると興味は尽きません。

たとえば、「かん」と「かーん」を比較した箇所がありますが、まず日本語で「かん」と「かーん」の感覚的な相違点の説明があり、つぎにそれぞれを含んだ和文と対応する英文が併記されています。日本語の微妙な語感についても丁寧に説明されており理解しやすいです。

みておりますと、日本語にはなんと擬音語・擬態語が多いのだろうと思います。日本語が多数の擬音語・擬態語をもつ理由についての日英比較による解説なども興味深いです。

Staff タケ

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フランスの王様

今、ヴィトゲンシュタインという人に関する本を読んでいます。人がものごとを考えるときの方法と、言葉の関連について考えた人だそうです。

「フランスの国王は賢明である。」、さて、この文章が述べていることは正しいか否か。ごくあたりまえの問いのようですが、一つ問題があります。そう、フランスには王様がいないのです。では、この文章は、それのみで誤りと言えるか(言って良いのか)。

「○○は賢明だ。」という文章は、○○が本当に賢明なら正しく、賢明でなければ誤りです。では、○○が存在しないとき、これは正しいのか、誤りなのか。

19世紀のMeinongという哲学者は、あることが実在するか否かにかかわらず、宇宙は考え得る、または語りうることの全てを含むと考えて良く、その一部が実在するのだと考えていたそうです。

これはとんでもない話のようですが、妖精物語とか、騎士の竜退治(ドラゴンクエスト?)とか、シェイクスピアとか、フィクションって何なのか、架空の話だから、あれは無いのだ、でいいのかということにもつながると思います。

さて、何かどうでもいい話のように思われるかも知れませんが、この問題を真剣に考えたのが、20世紀初めの数学者・哲学者、バートランド・ラッセルだそうです。

彼によれば、「フランスの王様は賢明である。」という文章は、(1)「フランスには王様がいる」、(2)「フランスにいる王様はただ一人である(原文はthe king)」、(3)「どんなふうにであれ、そのフランスの王は賢明である」、ということが全て満たされているのだということを、短くまとめて述べた文章であると判断すべきだというのです。この場合、(1)は誤りですから、この文章自体が誤りということになる、ということだそうです。

実はこのあたりまでしか読んでいないので、まだヴィトゲンシュタインが出てきてない(おいおい)のですが・・・。翻訳原稿の解釈に悩むことも多い毎日、この先どうなるのか、少し期待しています。

スタッフ ダイコン

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今日は技術翻訳をする際に欠かせない考え方、正確かつ効果的に伝える文章技法であるテクニカルライティングについて、具体的に説明します。

Qty, No., max., min., approx., 等の短縮形は表の中などではスペースの関係でよく使用されますが、文章中ではなるべく使用しないようにします。
短縮形の場合、ピリオドが付くことが多くなりますが、文章の最後のピリオドと間違いやすく、文章として読みにくくなるからです。文章を作る側としては、短縮形の方が楽かもしれませんが、テクニカルライティングは読者に容易に理解してもらうことが重要です。

なお、文章中に短縮形を使用し、その単語が文章の最後に来る場合、ピリオドは1つです。
Start the machine after 5 min.

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仕事での満足感

翻訳の仕事はデータで納品することがほとんど
ですが、私が担当している仕事では、印刷・製本
まで行うものがあります。印刷・製本まで行うには、
いろいろと難しい作業もありますが、完成した冊子
を手に取ったときは、他の業務とは違った満足感を
得ることができます。

たとえばカラー冊子を作るとき。いままで使用した
ことのないソフトを使うことになり、本を買ってきて
ソフトの使い方を勉強し、四苦八苦しながら作業を
終えました。その後、印刷が終わったものを手に
取ったときは、涙が出そうなほど嬉しかったです。
こうして作った冊子にはとても愛着があります
(もちろん自分のものではないのですが)。

最近は、インターネットの普及や環境への配慮に
よって、印刷物が減っている傾向にあります。
データですと検索もできますし、環境への負担も
減るので、これは世の中にとって良い傾向です。
ただ、上記のような満足感を得る機会が減ると思うと、
個人的には少し寂しい気もします。


Staff グラジオラス

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私のリラックス方法

トランスワードに入社してもう少しでまる2年になります。
だいぶ慣れてきたつもりではありますが、日々の仕事でひやっとしたりあたふたしてしまうことがまだまだたくさんあります。

例えば、翻訳作業を始める際、自分ではこれだけ日にちがあれば充分間に合うと予測していても実際作業を始めてみると思うように進まなかったり、ファイルが突然壊れてしまったり!!思わぬ事態が起きてしまうことが多々あります。

そんな時、心を落ち着かせ気持ちを切り換える方法として、私は深い深い呼吸をします。この呼吸法(プラーナヤーマ)は最近通いだしたヨガで習ったものなのですが、これにより心身のリラックス、心のやすらぎを得ることができます。
普段無意識に行っている呼吸を意識的に行う方法です。

まず鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹そして胸に新しい空気がいっぱい送り込まれるのを意識します。(胸とお腹に手をあてて空気で満たされていくのを感じます。)
息をはく時はその反対で胸そしてお腹の順で体の中にある空気を全てはき出すイメージで少しずつ息をはきます。
これを数回繰り返します。

この他にも呼吸法はいろいろありますが、これをするだけでも随分リラックスできます。
みなさんもぜひ試してみてください。
気分もすっきり新しい気持ちで頑張れますよ!

Staff ローズマリー

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翻訳ではスペルチェックは必須です。

ワードやエクセルにはスペルチェック機能が付いていますが、誤ったスペルであってもそのスペルの単語が存在する場合は、ひっかかってくれません。

以下は、入力時にスペルを混同しやすい単語の例です。

brade/blade, bulb/valve, frame/flame, from/form,
sheet/seat, gross/gloss, glove/globe/grove ... etc.

少しの違いで大違いなのですが、見過ごしやすいミスでもあります。

スペルチェックで修正候補まで出してくれるワードやエクセル。
スペルが違ってても「もしかして xxx」とたずねてくれる機能まで付いた検索エンジン。
パソコンの便利さに頼りすぎて、スペルがおろそかになってきている今日この頃。
気を引き締めたいと思います。

Staff ビオラ

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