Word2000と2007

Vistaが発売されてからしばらくたちました。
さすがにWord、Excel、PowerPointのバージョン2007も少しずつ利用者が増えてきたように感じます。

私が使い始めたからではなく(私の仕事用パソコンはバージョン2000なのですが)、先日原稿データがWord2007で送られてきたからです。ファイルの拡張子が「.docx」となっていて何のファイルかと思ったのですが、これがWord2007の拡張子なのです。

Microsoftから提供されている「Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック」で中身を確認・編集できるようになったのですが、Vistaが普及するにつれ、これから頻繁に直面することになる問題かなと思いました。

やっと最近バージョン98から2000にほぼ完全に移行したかなと感じていたのに、今度は2007です。

Staff バジル
車両側ハーネス、モーター側シャフト、出力側フランジなど、マニュアルでは盛んに「〜側」が出てきます。これらはつい、vehicle-side harness, motor-side shaft, output-side flange としたくなりますが、この side がくせ者です。

side とは元々「側面」という意味です。原稿に出てくる「側」は「〜に属する」という意味ですから、意味合いが違ってきます。翻訳した英文をネイティブにチェックしてもらうと、必ずと言っていいほどこの side で引っかかります。

車両側ハーネスとは、車の側面についているハーネスではありません。車の内部には電線の束(ハーネス)が張り巡らされています。これを車両側ハーネスと呼びます。
ヘッドランプや各種電機部品にもハーネスが付いています。この部品側ハーネスの先に付いているコネクターと車両側ハーネスの先に付いているコネクターを結合させて電気回路が出来上がります。ここで車両側ハーネスを vehicle-side harness とやってしまうと車の側面に付いているハーネスのことになってしまい、わけが分からなくなってしまいます。ですから車両側ハーネスおよび、部品側ハーネスはそれぞれ vehicle harness, device (part) harness でOKです。

同様に motor shaft, output flange が正解です。

また機械の前後を示すときに「前側」「後側」を英語にするとき front side, rear side とやってしまったら前なのか横なのか分からなくなってしまいます。
それぞれ front, rear で十分です。

一般的に言って「〜側」は英語に訳す必要はありません。
新刊「技術翻訳基礎コース(翻訳課題解説集)」が本日より発売になります。

本書は当社の実施する「技術翻訳基礎コース」で使用する翻訳課題に対する解説書であり、トランスワード技術翻訳ノウハウが凝縮されています。
過去に当社の翻訳コースを受講した人にとっては自分で会得した翻訳ノウハウ以外に、他の生徒さんに対してお伝えした内容も知ることができ、より多くの貴重な情報が得られることと思います。また、当翻訳コースを未受講の人にとっては、実践的な技術翻訳ノウハウを体系的に学べる内容になっています。


新刊の詳細や予約お申し込みはこちらでご覧ください。
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本書で学習すれば、あなたの技術翻訳スキルにより一層磨きがかかるはず。
ぜひお求めください。


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翻訳業界とエコ

先日、よく利用する定食屋さんのお箸が割り箸から塗りのお箸に変わっていました。
スーパーやコンビニではビニール袋の使用を控えてマイバッグ利用者にポイントを付けたり、少し前には当たり前だった生活習慣が環境を意識した方向にシフトしています。

トランスワードはメーカーなど企業で使用する資料を日本語から英語に翻訳することが多いですが、仕事で扱う内容も従来より環境を重視したものに少しずつ変わってきているようです。技術開発の内容そのものの変化に加え、新たな環境基準や規制が制定されると、それに合わせて企業では様々な資料を作成したり改訂したりする必要がでてきます。

技術翻訳の仕事に携わる者としては、このような流れにも柔軟に対応しなければならないのだと感じる今日この頃です。

Staff ビオラ
to は到着の意味を持ち、toward (for) はその意味を持ちません。
電圧計で5Vになっており、これを10Vに上げたい時は、
Increase the voltage to 10 V.

「10Vまで上げなくても良いけど、ある程度電圧を上げたら赤ランプがつくはずだから、赤ランプがつくまで電圧を上げてみよう。ただし10V以上にはならないだろう。」という時には、
Increase the voltage toward 10 V until the red lamp turns on.

セミの話し

昨日、今年初めてセミの声を聞きました。
日本には色々なセミが生息していますね。
最大勢力はアブラゼミとミンミンゼミでしょうか。
アブラゼミは夏場の昼間に「ジージー」と鳴くセミで、
聞いているだけでも暑苦しくなってしまいます。ミンミンゼミはその名の通り、
「ミーンミンミン」です。
朝と夕方に鳴く「ヒグラシ」というセミがいます。「カナカナ」と鳴きます。
朝方からお昼前にかけて、山間や藪の中に分け入ると黒い巨体を持つ
「クマゼミ」に出会います。「シャァシャァ」と鳴きます。
夏も終わりに近づく8月下旬、晩夏の季節になると登場するのが「ツクツクボウシ」です。
昼間から日暮れにかけて鳴きます。子どもの頃、ツクツクボウシの鳴き声を聞くとなぜかもの悲しい気分になり、夏休みも終わりかぁ・・・と思ったものです。

今年の夏はツクツクボウシが鳴き始めるまでに何か1つやり遂げたいものです。
私の場合は・・・・体重マイナス2kgでしょうか。

実はセミは「カメムシ目」に属しているそうです。
セミがカメムシ・・・?  うーん、ボディが似てなくもないが・・・。
にわかに信じられないのは私だけ?

Staff マイタケ

日本人なのに…

先日、久し振りに和訳をする機会がありました。
トランスワードに勤めて約2年になりますが、私は日→英の翻訳およびチェックをする機会の方が多かったため、和訳はほんとうに久し振りという感覚でした。

日本語はあたりまえのように毎日使っている言語ですが、いざ翻訳作業に取り掛かってみると、日本人なのに不甲斐ないくらい適当な日本語が出てこず、出てきたとしてもテクニカルライティングで使用されるようなものではなく口語的な言いまわしばかり…と、翻訳量は僅かでしたがかなり苦戦してしまいました(涙)。

入社当初、社長や先輩方に英訳、和訳、どちらか一方でなく両方行って初めて翻訳のスキルがアップすると教わりました。最近の自分の姿を振り返ってみると、英訳用の原稿を読む際、まず内容を理解しようと読むことに精一杯で、文章の構成のしかたや言いまわしに意識があまり向いていませんでした。和訳の経験は少なくても、普段日本語の原稿をもっと意識して読んでいれば、和訳をする際に少しは違ったのではないかと反省しました。

この悔しさを忘れず、普段から意識して日本語を読むよう心がけたいと思います。

Staff ローズマリー

「おめでと」

仕事の話ばかり書いても面白くないので今回は個人的な話。
少し前に広島に住んでいる大学時代の先輩から久しぶりに電話をもらいました。
話の最後に、「ところで○月○日はオレの誕生日なんだけど、○○ホテル(すごく有名なホテル)で
誕生会するから必ず予定あけててね」なんて言うのです。

はじめは「この人は何を言っているんだろう」と思いましたが、すぐに「もしかして!?」と思いました。
(電話で聞いても面白くないのであえて了解ですとつたえておきました。)
そして先週末、以前から彼と2人で飲みに行く約束をしていて、待ち合わせ場所まで行くとびっくり、
福岡に住んでいるはずの彼女もいっしょにいました。
やはりそうだったのか!!

2人とは学生時代から仲が良かったので、その時結婚の報告をしてもらって、式の招待状を手渡しされたきはすごく嬉しかったですね。彼女に会うのは数年ぶりでした。以前はまだまだ子供っぽかった彼女がずいぶん大人っぽくなっていて驚きました!!
昔のように飲みつつ話してると2人ともすぐに些細なことでケンカするんです。そんなところも相変わらずだなって懐かしく思いました。でも2人ならこれから先もうまくやっていけるはず!!

2人と話したのはほんの数時間の間でしたが、久しぶりに楽しい時間が過ごせました。
良い報告がきけて嬉しかったです。

staff モロヘイヤ

原点に帰れ

七夕も過ぎて、ここ広島も本格的な夏の気配が漂い始めました。

そんな中、かねてから作業を続けておりました新刊、「技術翻訳基礎コース 翻訳課題解説集」が7月下旬頃に発売予定となりました。(ただいま先行予約受付中です。)

この本の作成中に様々な翻訳課題の解答例を読む機会に恵まれましたが、その際の感想が今回のタイトルです。

文字のチェックをしながら私自身もどのように訳すかを考えることもありましたが、解説を読んで忘れていたことを思い出して「ああ、そうだった。」と反省することしきりでした。
まだまだ読書量、表現力、自動車をはじめとする工業技術の知識を磨かなくてはなりません。新しいことを学ぶことはもちろん大切なことですが、基本が確実に身についてはじめて成果が出るのだと思います。同じ本であっても何度も読んで忘れていたことを思い出したり見落としていたことを発見したりできるのではないでしょうか。

Staff リンドウ
英文にはよく and/or が使われています。「および/または」と訳していませんか。
ときどき見かけますが「翻訳だなあ」と思ってしまいます。自分で文章を書くとき「および/または」を使いますか?新聞や雑誌で見かけますか?日本語らしくない表現ですね。

日本語の「または」には、
(1)A・B・・・の少なくとも1つが成り立つ意。「父―母が来る」
(2)A・B・・・のどれか1つだけが成り立つ意。「一日・二日・三日に行く」
(広辞苑より)の2つの意味があります。

(1)はまさに and/or ですね。
また、英語では and と or を論理的に使い分けていますが、日本語の「および」と「または」の使い分けには感覚的な部分があります。ですから、 and/or を訳すときは、意味を考えて「および」「または」のどちらかにしましょう。かなりすっきりしますよ。

受動態と能動態

MS-WORDで英語への翻訳作業をしていると、緑の
波線が表示され、「文書校正」で「受動態を再考」する
ように促されることがよくあります。基本的に技術文書
では「you」を主語にしないので、受動態で書かなければ
仕方がないことも結構あるのですが、MS-WORDは
そんなことは考慮してくれません。「また怒られちゃったよ〜」
と苦笑するしかありません。

このように、英語は一般的になるべく受動態にはしないこと
が好まれますが、日本語はどうでしょう。
トランスワードスクールの通信教育を受講してくださる
生徒さんには、和訳の講義のときに、「人間のする動作は
能動態で」と伝えています。それでも、英語が受動態だと
どうしてもそれに引きずられて受動態にしてしまうことが多い
ように思います。確かにそのほうが内容を深く考えなくても
いいので、楽といえばラクなのです。複雑な内容の文章に
なると、プロの翻訳者でもついつい受動態を多用してしまい
がちです。

和訳作業では「ちょっと待って、その受動態、何とか能動態
にできないか」と時々自問自答します。
英文でも和文でも、受動態は便利ですが「両刃の剣」である
ことを忘れないようにしましょう。

ちなみに「両刃の剣」は英訳するとdouble-edged sword、
直訳っぽいけど通じるらしいです。

Staff エバヤマザクラ
私がブログを書くのも今回が最後となりました。
トランスワードで翻訳という仕事に飛び込んで十余年…
英語が好き!という理由だけで(特に得意というわけではなく)
始めたために他に何の知識もなく、周りのスタッフに
支えられてようやく翻訳やチェックができるようになりました。

今までで一番勉強になったことは?と聞かれれば
先輩翻訳者のチェックをいろいろこなしたことだと思います。
特に優秀な方の翻訳はとても勉強になり、
私も初期の頃に外注翻訳者さんのチェックを大量にしたことで
コツをつかんだ記憶があります。
今、翻訳を勉強されている方もいい英文をたくさん読んで
自分のものにしてみてください。

どの仕事にも言えることだと思いますが、何年やっても
これでマスターできたからOKということはなく、
翻訳も様々な案件に取り組むたびにもっと勉強しなければ、
という気持ちになります。
柔軟な頭でもっと吸収!にこれからも励みます。


Staffミモザ

雨の休日

雨の休日は外に出るのも億劫,
だからといって家で過ごすのも時間を持て余し
思いたって本棚の整理をしました。

手元に残す本とそうでないものを仕分けながら
購入時の状態を思い起こしては
懐かしかったり、苦笑することもしばしば、
思いがけず有意義に過ごせました。

今回整理したもの中に
谷崎潤一郎の「文章読本」がありました。
購入経緯どころか内容もまったく記憶にないのが
気になって少し読み始めたところ
確かに文体なども古く、ある意味古典なのですが
文章作成に抑えるべきポイントは今も同じ
納得させられることが満載で
改めて読み返しています。

ほかにも読み返したい本が数冊出てきました。
室内で過ごすことが多くなる時期に
じっくりと読んでみたいと思います。

Staff オリーブ

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