私は
トランスワードで広報を担当しています。
翻訳者は言葉が商品なので特に言葉には気を使うのはもちろんですが、私のような広報担当も、言葉には非常に気を使います。
たとえば広告を1ページ作成する場合。誤字脱字のチェックはもちろんですが、
翻訳と違うのは「どの言葉がもっともお客様の心に響くか」を考えることです。たとえば同じ「無料進呈」でも、「無料」がよいか、「プレゼント」と書くのがよいか、または「キャンペーン!」とするのがよいか、など思いつく言葉を並べて、その媒体の読者に合った言葉を選択します。自分にたくさんの言葉の引き出しがなければ、なかなかしっくりくる言葉は見つかりません。
または同じことをPRするのでも、掲載媒体によって見方を変えて言葉をひねり出したりします。たとえば
通信講座のPRでは、会社案内だと「
翻訳会社が運営している講座なので信頼度が高い」ことを前面に出した言葉選びをし、広告などでは「うちの講座は
翻訳力だけでなく技術知識も身につく」ことを前面に出し他社との差別化が明確になるような言葉を選びます。
ほかにはお客様と直接やり取りする場合。こちらが何かミスをしてお詫びのメールを差し上げる場合や、お客様の質問にお答えするような場合は特に慎重に言葉を選びます。お客様の気分を害さないように、でも伝えなければいけないことは伝える。今後も良好なお付き合いができますように、と願いながら言葉を選択しています。
政治家の失言や超大手の広告などはほんの少し言葉が違うだけで大きなバッシングを受けます。
トランスワードはまだその域には達していませんが、相手が大なり小なり、いつもお客様に失礼のない言葉を使っていきたいと思います。
Staff ライラック