日本語の助詞

中国人スタッフの書いた日本語を見ると、日本語レベルのかなり高い人でも助詞を間違うことがあります。「は」と「が」の違い、「の」の不適切な使用(あるべき場所になく、なくてもよい場所にある)などが見られます。他の単語はよくても、助詞の使い方がおかしいとすぐに外国人の書いた文だとわかります。ただ、助詞は文の主要な要素ではなく、日本人がみれば簡単に修正できるので、助詞の間違いは軽視されがちです。しかし、そのせいか、いつまでたっても同じような間違いが繰り返されます。

なぜ外国人にとって、日本語の助詞は難しいのでしょうか。中国語やヨーロッパ言語にない品詞だからというのが大きな理由でしょう。しかし、日本語のレベルが高い人でも繰り返し同じような誤りを犯すところをみると、他にも理由がありそうです。

ある本で読んだのですが、明治時代、ヨーロッパ言語を元に日本語の品詞を定めた際、溢れたものが助詞でした。それ以来、助詞の分類や数についてさまざまな説が出されましたが、現在でも統一的な規定には到っていないということです。「は」と「が」の説明についても、いまだ諸説あるようです。

外国語を学習する場合、文法に大きく依存します。文法的に確立されていない助詞を習得することが外国人にとって困難であることは、容易に想像できます。外国人に日本語を教える場合、そのことを念頭におきつつ、できるだけ論理的に説明できるよう、自国語についても勉強しておく必要があります。

Staff アサガオ

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